どうもー。ゆーじろーっす。
はるかな尾瀬 曇り空~
先日、
夏が来れば思い出す~♪
の歌詞で有名な尾瀬に行ってきました。
夏が終わって紅葉を愛でる季節になってきたというのにこのような記事ですみません。。
首都圏からギリギリ日帰りでトレッキングを楽しんで帰ってこれる場所なのですが、今回はゆっくりとテント泊で行きます。隙あらば百名山登山も目論んでおります。
雨こそほぼ降らなかったものの天気に恵まれず写真も少ないので、いつもならば二泊の場合は記事を分けていますが、今回は一つの記事でさらっと書いてみようと思います。
はるかな尾瀬 曇り空~
先日、
夏が来れば思い出す~♪
の歌詞で有名な尾瀬に行ってきました。
夏が終わって紅葉を愛でる季節になってきたというのにこのような記事ですみません。。
首都圏からギリギリ日帰りでトレッキングを楽しんで帰ってこれる場所なのですが、今回はゆっくりとテント泊で行きます。隙あらば百名山登山も目論んでおります。
雨こそほぼ降らなかったものの天気に恵まれず写真も少ないので、いつもならば二泊の場合は記事を分けていますが、今回は一つの記事でさらっと書いてみようと思います。
尾瀬って名前はよく聞きますが、どこにあるか知っていますか?
尾瀬は福島県・新潟県・群馬県の三県にまたがる高地にある盆地状の高原です。
福島(東北)・新潟(北陸)・群馬(関東)と見事に地域まで分かれている場所です。
夏の思い出という歌で有名ですよね。ケツメイシじゃないですよ?
夏がくれば 思い出す
はるかな尾瀬 遠い空
霧のなかに うかびくる
やさしい影 野の小径
水芭蕉の花が 咲いている
夢見て咲いている水のほとり
石楠花色に たそがれる
はるかな尾瀬 遠い空
誰もが一度は聞いたことある歌ではないでしょうか?
・・・聞いたことあるよね?平成生まれでもあるよね??
尾瀬は標高1500mほど。
夏でも結構涼しく過ごしやすい避暑地です。
ちなみに尾瀬と言えば水芭蕉みたいなところがありますが、あいつは梅雨時が旬なので、夏に行っても咲いていません。
というか夏に尾瀬行ったところで花とかほぼ咲いていません。
よくお花畑と称される尾瀬ですが、夏は花ないです。お気を付けあれ。
そんな尾瀬は、首都圏から日帰りできる・・・ものの、やっぱり遠いです。
行き方はいくつかあるものの、自分は電車+バスを選択しました。
高い新幹線や寝れない夜行バスは却下です。
上述した通り尾瀬は三県に跨っており、登り口もたくさんあります。
今回は東京方面からアクセスがいい、尾瀬と言えばみんなここから行くよ!というルートで行きます。
僕の最寄り駅近くからはざっくりとこんな感じ。
武蔵小杉→高崎(JR湘南新宿ライン)
高崎→沼田(JR上越線)
沼田→戸倉(関越交通バス(市バス))
戸倉→鳩待峠(関越交通バス(自家用バス的な?))
沼田という駅まで行き、そこからバスで行くことになります。
バスも本数が少ないため、事前に時刻表や乗り場はかならず確認しておきましょう。
さて、長々文章だけ書いてしまいましたので巻いていきます。
上述の通りのルートで一気に戸倉のバス停まで来ました。
沼田まではいいのですが、そこから戸倉までのバスが普通の市バスかつ1.5時間ほど乗ることになるので腹痛が怖くて怖くて・・・だって、腹壊したらトイレないし、通っている道は田舎の日本代表みたいな道で店とかないし、仮にあって下車したらしばらくバス来ないし・・・(´・ω・`)
で、戸倉に着いたら写真の受付?でチケットを買います。
戸倉から尾瀬の玄関口、鳩待峠へのバスの時刻表です。
今回は9:40のバスに乗り込みました。
アホみたいな峠をぐんぐん登り、鳩待峠に到着です。
ちなみにバスは自家用バスっていうのかな?みたいな感じで、さらに補助席まで全て使って満員。
隣の補助席に座った可愛げな山ガールが居眠りしてこっくりこっくりともたれ掛かってきて、何とも言えない長い髪の芳醇な香りがご馳走様な感じでした。
やっぱり尾瀬に花がないんだからこういうところで花を探していかないとね!
ここから尾瀬に向かいます。
尾瀬の玄関口、鳩待峠。
玄関とか言われますが、ここから尾瀬の湿原までは一時間弱歩くことになります。
鳩待峠は結構な標高なのですが、ここから一時間弱かけて下り尾瀬の湿原に向かいます。
・・・何が言いたいかと言いますと、帰りの疲れ切った時にその距離を登ることになるんですね(´・ω・`)
それでは長くなりましたが早速出発です(`・ω・´)
下って行くとほどなくして木道が現れます。
尾瀬と言えばこの木道ですよね!
湿原の中をひたすら伸びる木道。
まだまだ湿原までは遠いですが、尾瀬に来た感が出てテンションが上がります。
山道の中に伸びる木道を楽しんで歩けば
この山の鼻という場所に着きます。
ここが尾瀬の湿原(あと百名山の至仏山)の玄関口となります。
山の鼻はトイレはもちろんビジターセンターやキャンプ場、山小屋にレストラン、売店があります。
ここで準備を整えて尾瀬に行くことになります。
トイレは一回協力金100円。
これは尾瀬のどこのトイレも同じです。
お金はかかりますが、尾瀬はどこのトイレも水洗でとてもきれいでした。
ここでトイレ&珍しく朝作ったおにぎりで休憩をはさみ、いざ!尾瀬へ!!
水平が非常に残念ですが、山の鼻をでるといよいよ尾瀬が本気を出してきます(・∀・)
天気が悪いのが残念ですが、これぞ尾瀬!という景色が広がります。
正面に見える山は百名山の燧ケ岳。
今日泊まるキャンプ場は燧ケ岳の麓にあるため、あの山が目的地と言っても過言ではありません。
・・・遠くね?霞んでんだけど。。。
右に見える水たまりのようなものは池塘(ちとう)という池沼です。
湿原だから当たり前っちゃ当たり前ですが、尾瀬にはこの池沼がたくさん点在しています。
池塘を覗いてみると小さな蓮の花かな?が見えます。
これかなり小さいんだけど本当に蓮なのかな?
そしてよく目を凝らしてみると、池塘の中には小さな生き物を見ることができます。
おたまじゃくし。
これはミズスマシですね。
このように水底から水面に張り付くように泳ぎ、水に落ちた小さな虫の体液を吸います。
小学校の時、プールにこいつやミズカマキリ、ゲンゴロウ、そして運がいいとタガメなんかがいてもう捕まえると大興奮していましたよw田舎の小学生あるあるw
なんだかとても懐かしい気持ちになります(´∀`)
・・・って普通の人にはわかりませんよね(´・ω・`)
そしてわかりますかね?
イモリです!!野生のアカハライモリです!!
よくこいつのことをヤモリとかいう都会人がいますが、イモリとヤモリは別物ですよ!
どれぐらい違うかというとクジラとマグロぐらい違いますからね!!
※イモリは両生類でヤモリは爬虫類。クジラは哺乳類でマグロは魚類ね。
ちょっと一般の方と感覚がずれているので、尾瀬の景色よりもこういう生き物たちを見つける方が俄然テンション上がっちゃいますw
もちろん景色も最高です。
振り返れば至仏山。
そして目の前には燧ケ岳。
二つの百名山に挟まれた雄大な尾瀬の湿原。
曇り空なのが悔やまれますが、こんな場所に首都圏から日帰りで来れるなんてたまらんですねー。
一時弱歩くと牛首分岐に着きます。
ここはこんな感じで分岐点になっており、休憩するのにもってこいです。
トンボも休んでますね(´∀`)
出発。
牛首で休憩しましたが、キャンプ装備を背負ってのトレッキングはなかなかに負担がかかります(´∀`;)
そして目的地である燧ケ岳の麓がまだまだ遠い・・・。
広大な湿原や池塘に癒されつつ先を急ぎます。
牛首からさらに一時間ほど歩くと竜宮小屋に到着。この少し前に竜宮分岐があります。
ここは小屋になっていて泊まれるほか、売店やトイレ、水場もあります。
ここから目的地までは一時間ほど。
もうすぐですが、ここでしっかり休憩してラストに備えます(`・ω・´)
ラスト出発!
もうすぐそこ・・・ではありませんが、燧ケ岳が目の前に迫っています!
小雨がパラついたこともあり写真は撮らず黙々と歩き・・・
到着!!
ここにはいくつか山小屋があるのですが
奥へ進んだ先にある燧小屋が目的地!
ここがキャンプ場を経営していますので、まずはここで受付をします。
料金は一人800円(2016年8月)です。
燧小屋入口。
ビールやお菓子が売っています。
そしてすごいのがこれ。
こんな場所にある小屋なのにお風呂に入れます。
小屋の宿泊客優先なので時間は短いですが、これは本当にありがたい。
汗で腐った体を清めることができます。
ちなみに登山している人にとっては当たり前だと思いますが、こういう場所のお風呂・・・だけではなく水回り全てに言えることですが、シャンプーやボディーソープは使えません。歯磨き粉もね。
なので本当にお湯で汗を流すだけになります。
それでも十分すぎるほどありがたい。
ちなみにこのキャンプ場は予約不要の先着順です。
100張りだっけかな?できるそうですが、場所取りもあるので早めに来た方がいいと思います。
受付をしたらキャンプ場へ。
この写真を撮った直後ヤマカガシという蛇(日本で三種類しかいない毒蛇)がいてびっくりしましたw
ここをキャンプ地とする!
キャンプ場に隣接して休憩所があります。
水場もここにあります。
綺麗なトイレもキャンプ場内にあります。
ということで、一息ついたらこれです!
サラっと書いていますが重いザック背負って何時間も歩いているので疲れ半端ないです!
この一本が命の水なのです・・・(´∀`)
そして始まる宴。
百均のシートを広げバーナーセット!
ビール片手に重い重いと嘆きつつ持ってきた缶詰をいただきます!
これがまたうまいんですよねー・・・自然の中で食うもんってなんでこんなうまいんですかねー。
ビールを追加していい感じに酔っぱらってきました。
ここで晩飯の前にお風呂に入らせていただき、酒を追加して晩飯です!
フリーズドライのエビピラフを持ってきました。
これはお湯入れて10分、水でも一時間で出来上がる超優れもの。登山では定番ですよね。
これを
このいちご煮とフュージョンさせます(`・ω・´)
いちご煮とは青森の郷土料理で、アワビやウニを煮たお吸い物です。
海の香りがギュッと詰まっためちゃくちゃ美味しい贅沢な一品です。
これは東北物産展で900円程度で仕入れたものです。
これを温めて
その中にエビピラフをぶち込みます!
少し水分を飛ばすように煮たら完成!
これがうまい。本当にうまい。飛び上がるほどにうまいッ!!
見た目はひどいけど最高にうまいんです!!
どちらも味がついているので味は結構濃い目ですが、それが疲れた体に染み渡ります。
いちご煮のアワビとウニの風味と旨みがエビピラフにめちゃくちゃ合います。
これは最高すぎる・・・。
結構有名な山めしレシピを紹介しているブログに載っていたものの簡易版ですが、これは正解。
大満足な晩飯になりました。あと味が濃いので酒も進みますw
その後もわざわざ担いできたウィスキーを傾けていると、疲れからかいつの間にか寝落ちしていました。
翌朝!
本当は早起きして百名山である燧ケ岳に登ろうと思っていましたがまんまと寝坊。
まぁ登山はできたらやろう程度の温度感だったので早々に諦めて
朝飯です。朝も晩飯同様フリーズドライのチャーハンで簡単に。
登山を諦めたので帰るのみなのですが、昨日来た道をまた戻るのもなんだかなー。
ということで、遠回りかつ標高差が結構ある道ですが、アヤメ平という場所を通る経路で帰ってみようと計画してみました。よくわかりませんが地図とにらめっこして、まーいけるだろうと判断しました。
ゆーっくりして準備を整えて、いざ!
アヤメ平までの道はキャンプ場脇から伸びています。
この道を進んでいく・・・わけですが、しばらく進んだところで若い男性二人組とすれ違いました。
その方々がこう言ったんです。
男「そこの小川を挟んだ場所でクマ見ました。木に登ってました。
!!!!!
クマ!!!!
クマはあかん!!クマは!!!!
書いていませんでしたが、昨日の山の鼻までの道でもクマが出たらしく警戒態勢だったんです。
何でも成長した水芭蕉を食べにうろちょとしているとか・・・。
それ以外も尾瀬でクマ出没の話はよく見聞きしていました・・・。
何だよ・・・尾瀬はクマ牧場かよ・・・・・。
クマが出たとなるとこの道はアウトです。
僕は野生のヒグマもツキノワグマも見たことありますが、わざわざクマが木に登ってうぇーいしているとわかっている道を行くのはよしとできません。ネタとかの問題じゃないです。
子供のヒキガエル。可愛い。
仕方がないので諦めてキャンプ場に戻りました。
クマと戦った時のシミュレーションはよく頭の中で描いているので勝算はある気がしないでもないですが、恐らくこちら側はワンパンKOなので諦めます。
正直ツキノワグマ程度なら向こうの猫パンチならぬ熊パンチをかわしつつ背中に回り込んでチョークスリーパーかませば何とかできると踏んでいるのですが・・・どうでしょうかね(・∀・)
ヒグマほどリスクは高くないし・・・うん、無理だな。
仕方がないので昨日歩いた道を戻ります。
行きたかった道を歩けなかったことに加え昨日同様空模様がいけてないのでテンションも低めで写真も少ないです。。。
燧ケ岳と観光客が池塘に映えます。
昨日は見落としていた逆さ燧ケ岳。
晴れてればなー・・・・・。
燧ケ岳を背に。目の前にそびえる至仏山を目指して黙々と歩き
山の鼻まで帰ってきました。
疲れたし腹減ったしなのでここで昼食にします。
まだインスタントラーメンが残っているのでそれで昼食・・・と思ったのですが、どうにもカレーが食べたい。とってもカレーが食べたい。できればカツカレーが。
うーん・・・ダメだ。カレーだ。完全に頭の中がカツカレーだ。
というわけでラーメンは却下です。
ここ山の鼻には食堂もあるのでそこで昼食をいただくことにします。
食堂を覗くと、おすすめメニュー堂々一位がカレーです!コロッケカレー!!
残念ながらここはカツカレーがないみたいですので、大人しくこのコロッケカレーをいただきます!
あとこれね。
券売機で食券を買いカウンターで食券を渡し、できたら呼ばれるスタンダードな感じです。
ビールはその場で手渡しね。
こちらがおすすめ一位の上州牛コロッケカレー。
めちゃくちゃとは言いませんがうまいです。染み渡る・・・。
さて、飯を食ったら最後の正念場。
ここ山の鼻からバスが出る鳩待峠まで登りです。
これがしんどいんですよ・・・知っているからいいものの、知らなかったら発狂しますw
この登りで死にました・・・ビールとか一瞬で汗になりましたよ。。。
おかげで写真も撮らずに鳩待峠まで帰還しちゃいました。
最後辛かったー・・・。
取りあえず帰還のお祝いにこれ!
ただこれ
わかりますかね?
衝撃?で飲み口が歪んでて、プルトップがほとんど開きませんでした・・・w
仕方がないので指と舌で開けて飲みましたw
その後はバスで帰路・・・が普通ですが、乗り合いタクシーが常に待機しているため待ち時間なしで帰れました。
しかも満席で助手席!
これが乗り合いタクシーです・・・ってただのワゴンですねw
この後は行きと同じルートで帰路に着きました。
次は是非花の時期に!そして次こそは至仏山か燧ケ岳のどちらかに登ろうと思います!
というわけで駆け足ですがこれにて尾瀬編は終了です。
本日もここまで読んでくださりありがとうございます。
次回もまた、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
んじゃまたw
尾瀬は福島県・新潟県・群馬県の三県にまたがる高地にある盆地状の高原です。
福島(東北)・新潟(北陸)・群馬(関東)と見事に地域まで分かれている場所です。
夏の思い出という歌で有名ですよね。ケツメイシじゃないですよ?
夏がくれば 思い出す
はるかな尾瀬 遠い空
霧のなかに うかびくる
やさしい影 野の小径
水芭蕉の花が 咲いている
夢見て咲いている水のほとり
石楠花色に たそがれる
はるかな尾瀬 遠い空
誰もが一度は聞いたことある歌ではないでしょうか?
・・・聞いたことあるよね?平成生まれでもあるよね??
尾瀬は標高1500mほど。
夏でも結構涼しく過ごしやすい避暑地です。
ちなみに尾瀬と言えば水芭蕉みたいなところがありますが、あいつは梅雨時が旬なので、夏に行っても咲いていません。
というか夏に尾瀬行ったところで花とかほぼ咲いていません。
よくお花畑と称される尾瀬ですが、夏は花ないです。お気を付けあれ。
そんな尾瀬は、首都圏から日帰りできる・・・ものの、やっぱり遠いです。
行き方はいくつかあるものの、自分は電車+バスを選択しました。
高い新幹線や寝れない夜行バスは却下です。
上述した通り尾瀬は三県に跨っており、登り口もたくさんあります。
今回は東京方面からアクセスがいい、尾瀬と言えばみんなここから行くよ!というルートで行きます。
僕の最寄り駅近くからはざっくりとこんな感じ。
武蔵小杉→高崎(JR湘南新宿ライン)
高崎→沼田(JR上越線)
沼田→戸倉(関越交通バス(市バス))
戸倉→鳩待峠(関越交通バス(自家用バス的な?))
沼田という駅まで行き、そこからバスで行くことになります。
バスも本数が少ないため、事前に時刻表や乗り場はかならず確認しておきましょう。
さて、長々文章だけ書いてしまいましたので巻いていきます。
上述の通りのルートで一気に戸倉のバス停まで来ました。
沼田まではいいのですが、そこから戸倉までのバスが普通の市バスかつ1.5時間ほど乗ることになるので腹痛が怖くて怖くて・・・だって、腹壊したらトイレないし、通っている道は田舎の日本代表みたいな道で店とかないし、仮にあって下車したらしばらくバス来ないし・・・(´・ω・`)
で、戸倉に着いたら写真の受付?でチケットを買います。
戸倉から尾瀬の玄関口、鳩待峠へのバスの時刻表です。
今回は9:40のバスに乗り込みました。
アホみたいな峠をぐんぐん登り、鳩待峠に到着です。
ちなみにバスは自家用バスっていうのかな?みたいな感じで、さらに補助席まで全て使って満員。
隣の補助席に座った可愛げな山ガールが居眠りしてこっくりこっくりともたれ掛かってきて、何とも言えない長い髪の芳醇な香りがご馳走様な感じでした。
やっぱり尾瀬に花がないんだからこういうところで花を探していかないとね!
ここから尾瀬に向かいます。
尾瀬の玄関口、鳩待峠。
玄関とか言われますが、ここから尾瀬の湿原までは一時間弱歩くことになります。
鳩待峠は結構な標高なのですが、ここから一時間弱かけて下り尾瀬の湿原に向かいます。
・・・何が言いたいかと言いますと、帰りの疲れ切った時にその距離を登ることになるんですね(´・ω・`)
それでは長くなりましたが早速出発です(`・ω・´)
下って行くとほどなくして木道が現れます。
尾瀬と言えばこの木道ですよね!
湿原の中をひたすら伸びる木道。
まだまだ湿原までは遠いですが、尾瀬に来た感が出てテンションが上がります。
山道の中に伸びる木道を楽しんで歩けば
この山の鼻という場所に着きます。
ここが尾瀬の湿原(あと百名山の至仏山)の玄関口となります。
山の鼻はトイレはもちろんビジターセンターやキャンプ場、山小屋にレストラン、売店があります。
ここで準備を整えて尾瀬に行くことになります。
トイレは一回協力金100円。
これは尾瀬のどこのトイレも同じです。
お金はかかりますが、尾瀬はどこのトイレも水洗でとてもきれいでした。
ここでトイレ&珍しく朝作ったおにぎりで休憩をはさみ、いざ!尾瀬へ!!
水平が非常に残念ですが、山の鼻をでるといよいよ尾瀬が本気を出してきます(・∀・)
天気が悪いのが残念ですが、これぞ尾瀬!という景色が広がります。
正面に見える山は百名山の燧ケ岳。
今日泊まるキャンプ場は燧ケ岳の麓にあるため、あの山が目的地と言っても過言ではありません。
・・・遠くね?霞んでんだけど。。。
右に見える水たまりのようなものは池塘(ちとう)という池沼です。
湿原だから当たり前っちゃ当たり前ですが、尾瀬にはこの池沼がたくさん点在しています。
池塘を覗いてみると小さな蓮の花かな?が見えます。
これかなり小さいんだけど本当に蓮なのかな?
そしてよく目を凝らしてみると、池塘の中には小さな生き物を見ることができます。
おたまじゃくし。
これはミズスマシですね。
このように水底から水面に張り付くように泳ぎ、水に落ちた小さな虫の体液を吸います。
小学校の時、プールにこいつやミズカマキリ、ゲンゴロウ、そして運がいいとタガメなんかがいてもう捕まえると大興奮していましたよw田舎の小学生あるあるw
なんだかとても懐かしい気持ちになります(´∀`)
・・・って普通の人にはわかりませんよね(´・ω・`)
そしてわかりますかね?
イモリです!!野生のアカハライモリです!!
よくこいつのことをヤモリとかいう都会人がいますが、イモリとヤモリは別物ですよ!
どれぐらい違うかというとクジラとマグロぐらい違いますからね!!
※イモリは両生類でヤモリは爬虫類。クジラは哺乳類でマグロは魚類ね。
ちょっと一般の方と感覚がずれているので、尾瀬の景色よりもこういう生き物たちを見つける方が俄然テンション上がっちゃいますw
もちろん景色も最高です。
振り返れば至仏山。
そして目の前には燧ケ岳。
二つの百名山に挟まれた雄大な尾瀬の湿原。
曇り空なのが悔やまれますが、こんな場所に首都圏から日帰りで来れるなんてたまらんですねー。
一時弱歩くと牛首分岐に着きます。
ここはこんな感じで分岐点になっており、休憩するのにもってこいです。
トンボも休んでますね(´∀`)
出発。
牛首で休憩しましたが、キャンプ装備を背負ってのトレッキングはなかなかに負担がかかります(´∀`;)
そして目的地である燧ケ岳の麓がまだまだ遠い・・・。
広大な湿原や池塘に癒されつつ先を急ぎます。
牛首からさらに一時間ほど歩くと竜宮小屋に到着。この少し前に竜宮分岐があります。
ここは小屋になっていて泊まれるほか、売店やトイレ、水場もあります。
ここから目的地までは一時間ほど。
もうすぐですが、ここでしっかり休憩してラストに備えます(`・ω・´)
ラスト出発!
もうすぐそこ・・・ではありませんが、燧ケ岳が目の前に迫っています!
小雨がパラついたこともあり写真は撮らず黙々と歩き・・・
到着!!
ここにはいくつか山小屋があるのですが
奥へ進んだ先にある燧小屋が目的地!
ここがキャンプ場を経営していますので、まずはここで受付をします。
料金は一人800円(2016年8月)です。
燧小屋入口。
ビールやお菓子が売っています。
そしてすごいのがこれ。
こんな場所にある小屋なのにお風呂に入れます。
小屋の宿泊客優先なので時間は短いですが、これは本当にありがたい。
汗で腐った体を清めることができます。
ちなみに登山している人にとっては当たり前だと思いますが、こういう場所のお風呂・・・だけではなく水回り全てに言えることですが、シャンプーやボディーソープは使えません。歯磨き粉もね。
なので本当にお湯で汗を流すだけになります。
それでも十分すぎるほどありがたい。
ちなみにこのキャンプ場は予約不要の先着順です。
100張りだっけかな?できるそうですが、場所取りもあるので早めに来た方がいいと思います。
受付をしたらキャンプ場へ。
この写真を撮った直後ヤマカガシという蛇(日本で三種類しかいない毒蛇)がいてびっくりしましたw
ここをキャンプ地とする!
キャンプ場に隣接して休憩所があります。
水場もここにあります。
綺麗なトイレもキャンプ場内にあります。
ということで、一息ついたらこれです!
サラっと書いていますが重いザック背負って何時間も歩いているので疲れ半端ないです!
この一本が命の水なのです・・・(´∀`)
そして始まる宴。
百均のシートを広げバーナーセット!
ビール片手に重い重いと嘆きつつ持ってきた缶詰をいただきます!
これがまたうまいんですよねー・・・自然の中で食うもんってなんでこんなうまいんですかねー。
ビールを追加していい感じに酔っぱらってきました。
ここで晩飯の前にお風呂に入らせていただき、酒を追加して晩飯です!
フリーズドライのエビピラフを持ってきました。
これはお湯入れて10分、水でも一時間で出来上がる超優れもの。登山では定番ですよね。
これを
このいちご煮とフュージョンさせます(`・ω・´)
いちご煮とは青森の郷土料理で、アワビやウニを煮たお吸い物です。
海の香りがギュッと詰まっためちゃくちゃ美味しい贅沢な一品です。
これは東北物産展で900円程度で仕入れたものです。
これを温めて
その中にエビピラフをぶち込みます!
少し水分を飛ばすように煮たら完成!
これがうまい。本当にうまい。飛び上がるほどにうまいッ!!
見た目はひどいけど最高にうまいんです!!
どちらも味がついているので味は結構濃い目ですが、それが疲れた体に染み渡ります。
いちご煮のアワビとウニの風味と旨みがエビピラフにめちゃくちゃ合います。
これは最高すぎる・・・。
結構有名な山めしレシピを紹介しているブログに載っていたものの簡易版ですが、これは正解。
大満足な晩飯になりました。あと味が濃いので酒も進みますw
その後もわざわざ担いできたウィスキーを傾けていると、疲れからかいつの間にか寝落ちしていました。
翌朝!
本当は早起きして百名山である燧ケ岳に登ろうと思っていましたがまんまと寝坊。
まぁ登山はできたらやろう程度の温度感だったので早々に諦めて
朝飯です。朝も晩飯同様フリーズドライのチャーハンで簡単に。
登山を諦めたので帰るのみなのですが、昨日来た道をまた戻るのもなんだかなー。
ということで、遠回りかつ標高差が結構ある道ですが、アヤメ平という場所を通る経路で帰ってみようと計画してみました。よくわかりませんが地図とにらめっこして、まーいけるだろうと判断しました。
ゆーっくりして準備を整えて、いざ!
アヤメ平までの道はキャンプ場脇から伸びています。
この道を進んでいく・・・わけですが、しばらく進んだところで若い男性二人組とすれ違いました。
その方々がこう言ったんです。
男「そこの小川を挟んだ場所でクマ見ました。木に登ってました。
!!!!!
クマ!!!!
クマはあかん!!クマは!!!!
書いていませんでしたが、昨日の山の鼻までの道でもクマが出たらしく警戒態勢だったんです。
何でも成長した水芭蕉を食べにうろちょとしているとか・・・。
それ以外も尾瀬でクマ出没の話はよく見聞きしていました・・・。
何だよ・・・尾瀬はクマ牧場かよ・・・・・。
クマが出たとなるとこの道はアウトです。
僕は野生のヒグマもツキノワグマも見たことありますが、わざわざクマが木に登ってうぇーいしているとわかっている道を行くのはよしとできません。ネタとかの問題じゃないです。
子供のヒキガエル。可愛い。
仕方がないので諦めてキャンプ場に戻りました。
クマと戦った時のシミュレーションはよく頭の中で描いているので勝算はある気がしないでもないですが、恐らくこちら側はワンパンKOなので諦めます。
正直ツキノワグマ程度なら向こうの猫パンチならぬ熊パンチをかわしつつ背中に回り込んでチョークスリーパーかませば何とかできると踏んでいるのですが・・・どうでしょうかね(・∀・)
ヒグマほどリスクは高くないし・・・うん、無理だな。
仕方がないので昨日歩いた道を戻ります。
行きたかった道を歩けなかったことに加え昨日同様空模様がいけてないのでテンションも低めで写真も少ないです。。。
燧ケ岳と観光客が池塘に映えます。
昨日は見落としていた逆さ燧ケ岳。
晴れてればなー・・・・・。
燧ケ岳を背に。目の前にそびえる至仏山を目指して黙々と歩き
山の鼻まで帰ってきました。
疲れたし腹減ったしなのでここで昼食にします。
まだインスタントラーメンが残っているのでそれで昼食・・・と思ったのですが、どうにもカレーが食べたい。とってもカレーが食べたい。できればカツカレーが。
うーん・・・ダメだ。カレーだ。完全に頭の中がカツカレーだ。
というわけでラーメンは却下です。
ここ山の鼻には食堂もあるのでそこで昼食をいただくことにします。
食堂を覗くと、おすすめメニュー堂々一位がカレーです!コロッケカレー!!
残念ながらここはカツカレーがないみたいですので、大人しくこのコロッケカレーをいただきます!
あとこれね。
券売機で食券を買いカウンターで食券を渡し、できたら呼ばれるスタンダードな感じです。
ビールはその場で手渡しね。
こちらがおすすめ一位の上州牛コロッケカレー。
めちゃくちゃとは言いませんがうまいです。染み渡る・・・。
さて、飯を食ったら最後の正念場。
ここ山の鼻からバスが出る鳩待峠まで登りです。
これがしんどいんですよ・・・知っているからいいものの、知らなかったら発狂しますw
この登りで死にました・・・ビールとか一瞬で汗になりましたよ。。。
おかげで写真も撮らずに鳩待峠まで帰還しちゃいました。
最後辛かったー・・・。
取りあえず帰還のお祝いにこれ!
ただこれ
わかりますかね?
衝撃?で飲み口が歪んでて、プルトップがほとんど開きませんでした・・・w
仕方がないので指と舌で開けて飲みましたw
その後はバスで帰路・・・が普通ですが、乗り合いタクシーが常に待機しているため待ち時間なしで帰れました。
しかも満席で助手席!
これが乗り合いタクシーです・・・ってただのワゴンですねw
この後は行きと同じルートで帰路に着きました。
次は是非花の時期に!そして次こそは至仏山か燧ケ岳のどちらかに登ろうと思います!
というわけで駆け足ですがこれにて尾瀬編は終了です。
本日もここまで読んでくださりありがとうございます。
次回もまた、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
んじゃまたw
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