どうも、ゆーじろーです。

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もう見ることができない、伝説の臨時列車。

青春18きっぷで行く四国一周ひとり旅最終日。
前回の記事はこちら。



この日は徳島から関西に渡り、夜友人と会ったのちにムーンライトながらで帰宅します。
青春18きっぷを使った年末年始の四国一周ひとり旅、これで終了です。

徳島から和歌山へフェリーで渡る

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早朝7:00の徳島港からおはようございます。

なぜこんな朝っぱらから活動しているかと言いますと、ここ徳島港から8:00に出るフェリーで和歌山まで移動するためです。
これを逃すと次は11:00だそうで、それは待てないなーということで頑張って活動開始しました。

正月早々フェリーに乗るなんて特別感があっていいですねー!

なぜフェリーに乗るかと言いますと、前回の記事でも書いた通り本日夜に関西で知人と会う約束がありまして、その場所が大阪になりました。

ただ徳島からJR在来線で香川まで戻って瀬戸大橋で岡山まで渡り~という往路と同じ工程で行こうとすると時間がない。
かといって特急や新幹線を駆使して同じ道を戻るのもつまらないだけ。

だったらいっそのことフェリーで海を渡って和歌山まで行ってしまえ!
ついでに名物の和歌山ラーメンも食べてしまえ!(これがメイン)
という方針に急遽昨日の夜決めました。

ひとり旅はこういう突拍子もないことができるのが最大の利点であり魅力ですよね。
複数人での旅行もそうですが子供連れの旅行でこんなことまずできないですからね。

初日の出を見よう!

乗船まで少し時間があったため周囲を散策してみます。

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朝早いため薄暗かったのですが、だんだんと空が色付いてきました。
遠くが薄っすらと赤くなっています。

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海まで歩くと丁度太陽が海から登りきったところでした。日の出です。
分厚い雲がかかっていますが、海と雲の間にわずかに空間があり、ちょうどそこに太陽が昇っているところでした。

もうこれ完全に初日の出ですよね。
1月2日ですが初日の出です。

やっぱいいよね初日の出って。
日本人なら頑張って見るべきだよ。

一番になってフェリーの乗り込む

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さっぶい!
1月の朝7:00とか寒すぎる!四国でも寒いもんは寒い!

こんなクソ寒い中悠長に日の出見てるとか正気ではないです。
少し写真を撮ったら早々に切り上げてターミナルの待合所に避難。

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寒いので体の中から一番になる。

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時間になったので乗船。
フェリーに乗るのは久しぶりなのでテンションあがりますね。

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乗船したら席の取り合いです。
どこのフェリーもそうですがこれはもう戦争ですね。

上の写真はじゅうたん席です。

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椅子席もあります。
じゅうたん席で知らない人と近距離で座るよりこちらのほうがいい気がします。

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潮風に髪をなびかせ海を望みたい。
そんな方はこのやっすいプラ椅子に座り極寒の海風にさらされる展望席がお勧めです。

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ぼくはじゅうたんが好み。

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船内はお弁当も売っていますし

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飲み物(酒含む)はもちろんカップラーメンもあります。

あまり長い船旅ではない(2時間)ですが、設備等で困ることはないと思います。

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フェリーは徳島港を出発し和歌山へ。
海も空も全部青い。

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そしてこちらが和歌山港。
めっちゃみどりw

これは昔和歌山から無人島である友が島に行った時も同じ感想を持ちましたね。



和歌山って海が綺麗なイメージだったのですが、それって南のほうみたいですね。
まぁこの辺は大阪湾と隣接してますもんね。

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和歌山港フェリーターミナルにはJRではないものの南海和歌山港線という電車の駅にもなっています。
まずはこれで和歌山市駅まで移動します。
  
当然JRではないので青春18きっぷはまだ使えません。

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南海特急サバンとかいう電車です。
大阪の難波まで行くようですが僕は途中で下車。
途中というか、次の駅ですね。乗車時間5分。

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和歌山市駅に到着。

和歌山の中心地には和歌山駅和歌山市駅の2つがあります。

どちらもJRは走っているのですが、和歌山市駅から出ているJR紀勢線は大阪方面ではなく、紀伊半島を一周し三重方面に行く電車です。

大阪方面にJRで出たい場合は、一度和歌山駅まで移動してから紀州路快速という電車に乗る必要があります。

和歌山市駅から和歌山駅まではJRが走っているので、通常であれば青春18きっぷを使って移動すればいいのですが、今回は市内で和歌山ラーメンが食べたかったので徒歩で移動します。

中華そば丸田屋で絶品の和歌山ラーメンをいただく

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和歌山市駅から徒歩15分ほどの場所にある中華そば丸田屋 ぶらくり丁店です。
ここは年末年始も含めて年中無休なのがとてもありがたいです。

市内にある和歌山ラーメンの有名なお店と言えば井出商店だと思うのですが、こちらは以下の記事で書いたように半年ほど前に和歌山に旅行に来た時に食べたので今回は別のお店にしました。



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人気店なので少し待って入店。
和歌山ラーメンでは定番のはや寿司とゆで卵がテーブルに置いてあります。
これがラーメンに最高に合うんです。

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中華そば 700円

豚骨醤油で作られたスープは一見めちゃくちゃこってり濃厚に見えるのですが、これが飲んでみると見た目ほど濃くなく案外すっきりしていてびっくり。

普段ラーメンと言えば家系ばかり食べており、毎回固め濃いめ多めで注文しているから余計そう思うのかな?

外まで漏れてくるほど豚骨臭が強烈な店ですが、飲んでみる著臭みは一切なく、まろやかでとても美味しい。

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麺は中細ストレートでスープとよく絡んできます。

スープもうまい。麺もうまい。チャーシューもうまいし一緒に食べるはや寿司も最高にうまい!

大満足です!ご馳走様でしたー!

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和歌山駅までの道中にあった幸福湯という銭湯で旅の疲れを癒す。

大阪に移動し友人と会い、帰路へ

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和歌山駅に到着。
寄り道多かったので正確ではないですが和歌山市駅から合計1時間弱かかりましたかね。
荷物も多いのでこれだけで疲れた。。

ここから大阪に移動します!

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丸太屋ではや寿司を一つテイクアウトしてきました。

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美味しいのですが、これはやはり和歌山ラーメンと一緒に食べて初めて真価を発揮しますね。

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大阪駅に到着。大都会ですね。。

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大阪駅に来るのは初めてではないのですが、どこに何があるとか一切わかりません。

大阪駅?梅田?よくわかりませんがその辺のどこかは迷宮だとかよく聞くので、あまり冒険はせず近くの店をフラフラしながら時間つぶししていました。典型的な田舎者ですね。

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夜まで時間をつぶし、友人と合流して粉もん食べて、適当に飲んで解散!
ちなみに相手は女子大生!やったね!

友人と別れ大阪駅からJR京都線新快速に乗り、米原で東海道線に乗り換えて大垣駅まで。

ムーンライトながらに乗車

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22時過ぎの大垣駅は珍しく大行列ができています。

今日1月2日ですからね。異様な光景です。
といってもぼくもこの行列の客と目的は同じなのですが。

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あんなところに並んだところで何も変わらないので、ぼくは近くのコンビニで仕入れてきた金色のこいつでプレミアムになっていきます。

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一体なんの行列だって話ですが、アレです。ムーンライトながらです。
全席指定なのであまり急ぐ必要はあいんですけどね。
ホームに車両が入ってきた瞬間を写真に収めたいとかでしょうか。

電光掲示板にながらの文字が出ています。
この表示ももう一生見ることができなくなってしまいました。。。

最後のムーンライトながら

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改札を抜けてホームへ。
これがムーンライトながらです。

先ほどまで降っていた雨は止んでいました。

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行先は東京。
JR在来線でここまで長距離を走るのはムーンライトながらだけだと思います。


さて、先ほどから最後のながらみたいなことを何度も書いていますが、実は先日2021年1月22日、JR東日本のプレスリリースにこう書かれていました。

臨時列車の快速「ムーンライトながら」につきましては、お客さまの行動様式の変化により列車の使命
が薄れてきたことに加え、使用している車両の老朽化に伴い、運転を終了いたします。

この発表に鉄道ファンだけではなく青春18きっぷ利用者たちの間に衝撃が走りました。
ついにながらまで消えてしまう。。。

ムーンライトの名を冠する列車は、実はながらだけではなく昔はたくさんありました。
ながら以外ではムーンライトえちごや九州、信州など様々な列車がありますがすべて長期間運行されておらず事実上の廃止となっています。

最後の砦であるムーンライトながらも、ついに廃止となってしまいました。

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ムーンライトながらは春季・夏季・冬季の年3回、数日にわたり運行される臨時快速列車です。
しかし2020年は新型コロナウィルスの影響で夏季と冬季の運行が休止となったため、事実上2020年3月29日の大垣発東京行きが最後の列車となってしまいました。

このニュースを見たのは以下の記事をあげた一週間後です。



この記事ではムーンライトながらの指定席券を買ったという内容を書いていますが、コロナが落ち着き子供がもう少し大きくなったら、またながらに乗って旅がしたなーと思いながら書いていました。

それがまさか、一週間後に廃止が決まるなんて・・・。
だいぶショックで割と本気で泣きそうになりました。

なので、これがぼくにとっての最後のムーンライトながらとなってしまいました。

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この時は当然そんなこと思いもしなかったので、のんきに買い込んだ物品をテーブルに広げています。

というかこのテーブルの色よ。
広げればまだましですが隣の閉じた状態とか真っ黄色ですよ。
これ完全にたばこですよね。時代を感じますね。

なぜ水が二本あるかというと、もちろんそのまま飲むためではありません。
写ってはいませんが黒霧島という芋焼酎を買ってきたので、これで割って飲もうという算段です。
コップも常に持ち歩いているので抜かりはありません!

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ムーンライトながらは走行中に日付を跨ぎます。
そして日付を跨ぐと青春18きっぷの期限が切れてしまうため新しくハンコを押してもらうか必要があります。

ただ夜中なので途中駅で下車したところでハンコを押してもらうことはできません。
なのでこのようにながらの車内でハンコを押してもらうことになります。

このハンコももうなくなってしまったんですね。
今でも大事に持ってます、この青春18きっぷ。

ちなみに上りのムーンライトながらの日付変更駅は豊橋になります。
なので青春18きっぷを1回分節約したい人は、豊橋まで移動するなり大垣から豊橋までの乗車券を別途購入する、というのが基本的な節約術になります。下りは小田原。もう覚えても意味ないけど。

ぼくはこのハンコが欲しかったのであえて大垣から乗りました。

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翌日2018年1月3日、早朝5時過ぎに東京駅に到着。

そこから電車を乗り継いで自宅に帰り、青春18きっぷで行く四国一周(じゃなかったけど)ひとり旅、終了です!

さいごに

これにて青春18きっぷで行く四国一周ひとり旅の旅記事は終了です。
長々とお付き合いいただきありがとうございました!

この旅は終わりですが、その3日後に同じく青春18きっぷでまた旅に行ったみたいなので、その様子もいつか書いてみようと思います。



本日もここまで読んでくださりありがとうございます。
次回もまた、よろしくお願いいたしますm(_ _)m


んじゃまたw


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